古石建造物・文化財等の保存修復

本来、日本は木造文化の為、石材に対しての修復技術/保存技術に対しての俗に言う『教科書』の様なものは存在しません。正解を断言出来ないからだと思います。弊社は20年前より、独自で様々な材料を試して時間という経年変化での結果という結論を見出してきました。まだまだ発展/進化すべき分野だと思います。
是非、YONEISHIの技術をお試しください。

【原爆ドーム】

石材部・煉瓦部の劣化調査を行いました。


【北原照久邸佐島ボートハウス】

世界的なおもちゃコレクターとして有名な北原照久氏が所有するボートハウスは建物そのものがコレクションと言えるほど歴史的価値が高いもので逗子の海の上に佇む白亜の邸宅は昭和初期に旧竹田宮別邸値して建造されたもので日本で唯一のボートハウスでも有名です。

そこに使用されてある各所石材の修復を行いました。

今にも崩れそうな箇所を一部、ジャッキアップして入れ替えを行いました。

劣化してこの先崩壊に繋がりそうな箇所に補強して調色した樹脂モルタルを充填します。

佐島砂岩と呼ばれる軟弱な砂岩の為、基質強化液を含浸させます。

施工後


【神戸大丸38番館】

近代化産業遺産であるビル郡の旧居留地にある建造物で、

外壁には、兵庫県産竜山石と栃木県産大谷石が使用されて旧居留地内でも異彩を放っています。1929年に竣工で、劣化・風化が進み、保存・修復工事に携わりました。

 


【旧古河鉱業若松ビル】

国登録・有形文化財(建造物)に指定されている建物で、福岡県北九州市若松区にあります。

大正7年建造から、我々が携わるまでの間に途中、第2次世界大戦の空襲を避けるために花崗岩や洗出しは塗装などにより目立たない色に塗られていた様。

それらの除去や修復作業と携わりました。


【三菱開東閣】

東京都高輪にあり、かつては旧伊藤博文邸

そして旧岩崎邸高輪別邸として使用されていました。

外壁は総石造りで経年による劣化を防ぐために

基質強化剤処理及び劣化部分の修復工事に携わりました。


【猿候橋】

広島市終戦70周年記念事業

『猿候橋復元計画』にて石材修復・特殊洗浄を担当させて頂きました。土木遺産に指定された広島県最古の石造の橋で特に親柱は特徴的で一軒の価値ありです。


【山梨大学徽典館石碑】

1843年天保14年紺建立の石碑で戦火によって酷くは亀裂や破損して経年の劣化を起こしていました。特殊薬剤洗浄・修復・保存工事をさせて頂きました。


【安川電機旧本社棟】

アントニオ・レーモンド建築でコンクリート打ち放しの外観で内部には現テラの床・巾木等があります。それらの修復を行いました。


【京都某所大谷石塀修復施工】

大谷石を使用した塀が長年の風雨・そして降雪の凍害により劣化していましたが、それらの修復及び基質強化を行いました。


【肥前鳥居の修復】

佐賀県唐津市湊疫神宮にある重要文化財指定の肥前鳥居の修復を行いました。おおよそ、450年前のもので独特な形状をしています。


【狛犬の修復】

佐賀県唐津市湊疫神宮内にある重要文化財指定の狛犬の修復を行いました。


【東京国立博物館東洋館】

サンクンガーデン内の大谷石劣化等の修復保存を行いました。


手取天満宮(熊本県) 鳥居修復工事


被災直後の様子

2016/4/14 熊本震災にて崩壊した鳥居。

お施主様のご意向で古いものを何とか再生して使用したいと言うご要望で、

散乱したパーツを繋ぎ合わせ修復を行いました。


↓ 金物強度計算書(崩落石材の採寸による重量計算を基準として)


施工前


施工前後比較写真

熊本震災の被災者の方々にお悔やみとお見舞い申し上げます。

本震災にて、仕事柄何度と無く被災地を訪れましたが、 

いまだに震災の爪あとが至る所で見受けられます。

被災者の悲しみ・苦労・悲痛な叫びは計り知れません。

弊社としましても、歴史的に価値のある建造物・今回の様な社寺仏閣等の石造物を

廃棄処分することなく、出来る限り修復して後世に渡り、受け継ぐ事の出来る様、お手伝いをさせて頂きます。

ご相談だけでもかまいませんので、ご連絡お待ちしております。

 

・・・いち早い復興を祈って...。              米石株式会社社員一同

施工完了


西本願寺鹿児島別院 灯篭の修復保存工事


施工前

施工中

施工完了

歴史的にも価値のある古石造建造物。

長年に渡り、雨・風にさらされ風化したり、表面にコケやカビが発生して、

ある意味では、それに歴史を感じ取れたり趣きがあったりします。

その意向を崩すことなく、これから先も長期に渡り、その存在が無くなくならない為に、

その建造物の基質を強化させ、修復を施す事により、次世代へと繋ぐ事ができます。

下の写真は、明治時代の石工たちが作り上げたものです。高さ5m近くにも及ぶ建造物で、劣化が進み、石の塊が崩れ落ちる程でした。それらに、修復を掛け、基質を強化するコーティング施工を施しました。

 

私たち米石は、【文化財保存修復学会】の正会員として、いかに対象の石材を傷めることなく修復の手をいれ保存できるかを日々思考して活動しております。

是非一度、ご相談ください。

 


【仙巌園鳥居】

世界遺産にも認定されている仙巌園の鳥居の修復を行いました。


【鳥居修復】

熊本震災にて崩壊した鳥居の修復です。

完了です。出来る限り既存のものを使用して復元しています。


【赤煉瓦館】(国重要文化財)福岡市
外壁に使用される赤煉瓦の欠損部/亀裂部の修復及び基質強化剤塗布を行いました。